PR|まほろば司法書士事務所|
田舎に六十五歳の祖母が一人暮らしをしています。私は子供の時に、祖母の一緒に遊んでもらった記憶はありません。いつも忙しそうで、働いていたのを覚えています。その祖母がなんと会社経営者だったのです。
早くに祖父が亡くなって、祖母は一人で会社を経営していたのです。だからあまり遊んでもらった記憶がなかったのです。
昔は若々しくてとてもきれいな祖母でした。でも今ではもう田舎のおばあちゃん、そのものなのです。でも毎日会社のために必死で働いています。今でもめったに会う事ができなくなっているのです。
私はその祖母の会社に入社する事になりました。せっかく入社した会社が倒産して、お先真っ暗になったのです。そんな時、父が祖母の会社に入ったらどうかという話をしたのです。正直興味はありませんでした。でも再就職が難しい時代なのです。
私はよく考えた結果、祖母の会社に入社する事にしたのです。少しでもいいので、祖母のそばにいたいのです。そして祖母を助けたいのです。