私の父が、青山にあるシェアオフィスとは別に都内に所有していたワンルームマンションがあって、父が12年前に亡くなった時には倉庫代わりに使われていましたが、私が120万円ほど掛けてリフォームして、賃貸物件として整備しました。程なく借り手も見つかり、毎月8万円ほどの家賃収入を私が受け取って来ました。
ただし、ただ面倒くさいという理由で登記の書類には手を触れていなかったので、ずっと、すでに物故者である父の名前で固定資産税の請求書が届きます。ほっておいても、別に問題はないと聞きましたが、やはり所有権移転の手続きはいつかはしなければならないとは感じていました。
今年の3月、私も仕事を退職して暇ができたので、自分で法務局へ行って手続きを開始しました。
法務局には、おそらく退職された方がボランティアでやっておられるのかもしれませんが、相談員の方が常駐されていて、実に丁寧に指導して下さいました。
私のケースはけっこう複雑で、父の過去に遡って、謄本などの書類を集めなければならないのでしたが、その相談員の方の言うとおりに、地道に書類を収集して、3週間ほどで、手続きが完了ました。司法書士事務所などに依頼すれば2,30万円はかかったのではないかと思われます。